彼氏ほしい人妻のクソ加減

 ずっと好きだった人から別れを告げられ、誰か他にいい人はいないか探す日々が続いております。今まではなんとか捕まえてくる感じだったんですけど、なぜかここにきてモテ期が到来したのか、女の子に言い寄られるような事が少しあります。でもそれは普通の同年代くらいの女の子とかではなく、40過ぎの人妻。しかも数人。もうね、意味がわからないんですよね。

 人妻ですよね?なんで?って思うんですよ。で、それを最初はずっと隠してるんです。それで、しれっと「子供いるからその日はちょっと会えないな~」とかいい出してくる始末。まず子供いる事も聞いてないし、旦那がいるかとか聞いてもいいのかわからない。でも別にいいかと思い聞くと、まぁ必ず「旦那いるよ?言ってなかったっけ」と答える。もうね、意味がわからないんですよね。

 まぁ好かれる分には嬉しいんで、会わないにしてもそういう人はどんな人なのか気になるわけですよ。人生は一回きりなわけなので、色んな人と会話をするのは悪いことじゃないはずです。それで、それぞれ違ってればいいんですけど、だいたいみんな種類が一緒なんですよね。

 種類っていう言い方はまずいかもですけど、あの、人妻でも彼氏ほしいってことは、旦那に愛想つかされて寂しいってことだと思うんです。自分は性欲あるけど旦那はなくなったとか、まだ恋愛してたいけど旦那は私の事好きだと思ってくれてないとか、そういうことだと思うんです。だからちょっと同情心も芽生えたりとかもあったりするんですけど、話していくうちにそういうのもなくなっていくんです。

 単に人妻がいるのに彼氏欲しいって思ってるからとか、そういうことではないんです。みんな共通して言えることは、「後先を全く考えてない」ということです。これが必ず共通してます。

 旦那がいないところで彼氏(セフレ)と会ってエッチしてます♡とか、うちじゃ猫飼えないけど子供が拾ってきたからずっと内緒で飼ってます♡とか、旦那が近場で働いてるけど気にしないで近場で会いたいです♡とか、なんかね、後々になると大変になるのわかってるはずなのに、そんなこと全く気に留めてないんですよね。本当に意味がわからないんです。

 それと、だいたいそういう人たちって、愛されたい系女子(?)なんです。自分から何か求愛行動したりとか一切しないんです。ただ私を愛してほしい、あと頼まれた事は自分がしたい事だけOKする、相手がただしてほしいものには一切応えない、そういう人たちしかいないんです。もう、ほんとね、色んな意味でクソなんです。人妻としても、彼女としても、人としても。

 でもこれを単にクソだと言い続けるのも良くない気もします。どうして人妻がこういう事になってしまったのか。それはやっぱり旦那に愛されていないというのが大きい気がします。あと年齢が40超えてる人たちばかりなので、30代までがギリギリちやほやしてくれるラインで、40代からそういうのもなくなって辛くなってくるんでしょうね。だから特定の彼氏を作って自分を女だと思ってくれる人を見つけて自分を維持し続けるっていう。多分そんなことだろうと思います。

 なので、旦那さんは40代になったあたりから奥さんを大事にしてあげるようにしましょう。それで不倫は防ぐことができます。あと、人妻と不倫してみたい方は、飼っちゃいけないところで猫とか飼ってる家庭を探したり、後先考えないで行動するような人妻がいれば誘ってみてはいかがでしょうか。まぁ、そんな事する人も後先考えてないクソだと思いますけどもね。

暴走族に入ってるヤンキーギャルに一目惚れされてからブロックするまで

 スマホの出会い系アプリにて「めっちゃタイプやねんけど」と言われ、そこから会話がスタート。そんなこと言われたことなかったのでテンションが結構上がりつつも疑問に思いつつ、毎日会話をするようになった。それで写メをいくつか送ってもらうと、どうやら暴走族に入っててかなりイケイケのギャルなことが判明。そういう人とは真逆の生活を送ってきたので、そういう人はどんな人たちなのか興味があった。色々話してて感じることがあったので少し日記に書くことに。

 割とイケイケな感じの子で、空手も習っていたようで、彼氏と殴り合いの喧嘩をしたり、友達ともそういう事をしたりと結構破天荒な生活をしていたみたい。僕と話してる時にはそういう事があるようには思えなかったんだけども、そういうのを良い話のように言う事があったりして、かなり血の気が多い子なんだと思った。

 恋愛のほうは基本的に長続きするタイプのようで、えっちも彼氏以外としたことがないそうだ。経験人数も5人程度で、1年以上は続くと言っていたんだけれども、その子は19歳で、最高で2年以上付き合ったとか、幼稚園の頃に付き合っていた人もいると言っていて、そのあたりを問い詰めると、少し機嫌が悪くなって人数を減らしたり増やしたりして事実を捻じ曲げようとしていた。このあたりで、割と嘘をつく子なんだなと感じた。

 恋愛が長続きする割に会話はあまり上手くないようで、返事はほとんど「そーなん?」「うん!」の2つのみ。中身は本当に女の子なのか?試されてるのか?と思う事もあったが、写メをたくさんもらえるし、それがネットにあがっているものでもないし、同一人物のものなので中身はちゃんと存在するのだろう。しかしこれで恋愛をしても長続きできてしまう…その理由は多分その子の容姿や性欲の強さにあると思われる。

 ギャルは結構恋愛には一途な子が多いというのがわかった。ネットでそういう情報を耳にすることもあったけれども、友達はそういう子が多いようだ。本当かわからないけど、多分ほんとう。友達全員をかばうような子でもなく、嫌な子とは喧嘩をしたりブロックする子なので。

 別れは割と突然だった。写メをよく送ってくれていたのだけれども、ある日、写メを何度か催促したところ、その子とは違う別人の誰かの写メが送られてきた。明らかに違うのに本人と言い張る彼女。ネットで検索すると一致する画像がtwitterやblogに載っていた。もしかして送るのがイヤなのか?と思い、「嫌ならいいよ」と言ってみたが、その子は「私だよ」の一点張り。認めてくれればお互いに謝って終わりになるのに、どうも喧嘩する方向に進んでしまうようだ。よく喧嘩をする理由がわかった。

 そこから僕が引いて終わってもよかったんだけども、一目惚れした相手にそんな嘘をつくような子とは付き合っていけないと判断。軽い言い合いの末、「からまんかったらいいやん」と言われたのでブロック。ギャルとの関係は2週間程度で終わった。

 会話はほぼ僕が疑問符付きの文章を送って、それに「うん!」やらを返信され、それに何かを返せば「そーなん?」と言われるだけだったり、疑問符があるのにそーなん?」と返信されたり、会話にならなかったり会話の幅が妙に狭くて少し息苦しかった印象。ギャルとかヤンキー同士が集まって会話してる内容もそれくらいどうでもいい事ばかりなのだろうか…。やっぱり、凸凹カップルもお互いに無いものがあって良いかもしれないけど、同じくらいの位置にいる二人のほうが会話が面白くて長続きするんじゃないかなと思った。好きになってくれたとしてもギャルとはどうやっても合わないというのがよくわかったのでいい経験になった。

資格試験前日の深夜に受検票がないことに気付くまで。

 今日は待ちに待った資格試験の前日。明日のために、これまでで一番勉強してこれた自負がある。それだけ、この資格に賭ける思いは強い。といっても、これは実際には通過点に過ぎず、ここでつまづいているようでは未来は無い。そういうつもりで、軽く突破するつもりで、かといって慌てず、手を抜かず、本気で向かっていく。そのつもりでこれまで勉強してきたのだ。

 明日は日曜日だが、仕事はシフト制なので本来は日曜日といえど出勤しなくてはならない。なので、1ヶ月前に休みをもらえるように申請しておいた。準備はあらかたバッチリ。あとは少し覚えきれてない部分を勉強し直して補っていくだけ。

 そんな前日である今日は仕事があった。早く終わらせれば早く帰れる仕様なので、なるべくてきぱきと進めていく。集中力をここで使いたくないので無心で作業を行う。誰も話しかけるな。試験のことだけ考えさせてくれ。そう思いつつ、淡々と取り組んだ。

 ベストタイムに迫るだけの短時間で終了。急いでタイムカードを押して家に帰り、急いで晩飯を食べる。そして、それまでやっていなかった試験会場への行き道を確認。ふむふむ、最寄り駅から徒歩15分。少し遠いから場所をしっかり覚えておかなければ。この国道を東に進んで信号を左折。左手のコンビニがある道を進めばだいたいOK、か。よし、道に迷うことはなさそうだ。

 電車の時間も確認。朝起きる時間も確認。今まで起きてきた時間よりも早めに起きなければいけないのが少し大変だが、それを乗り切るために早く寝なければ。そして、電車の乗換案内の行き、帰りともに写メを撮っておき、乗り換えはこれで完璧。会場への移動で戸惑うことはないだろう。

 と、このあたりで寝る時間に迫ってきていることを確認。覚え切れていない部分を再び覚え直す。あれはこうで、これはああで…。間違えて覚えていた部分を何度も確認し直して、過去問をほぼ間違えないレベルまで覚えたし、これで問題ないはずだ。あとはこの頭にある知識を明日に活かすだけ。

 さて、あとは受検票に写真を貼れば終わりだ。つい2日前に700円もする証明写真機で撮ったばかり。無くさないようにタンスの上に置いておいた。これを写真票に貼り、これでばっちり。よし!あとは寝るだけだ!

 ―――と、その前に。受検票の裏に書いてあるところを読み直そう。本番に必要なものは、筆記用具、電卓、写真票、受検票。受検票って今見てるやつでいいんだよね?と表を見た。

 

 あれ、これ、本人用の控えだぞ……?

 本番用のはどこだ?捨てた覚えがないからどっかにあるはずだけど…?

 ………

 ……

 …

 ない。

 見当たらない。

 過去の記憶を呼び覚ましたとき、気付く。

 本人控えのものを、これは控えだからと大事にファイルに入れていたこと。

 もうひとつのほう(試験に必要な受検票)はいらないからと思い捨てていたこと。

 

 この時、自分がバカであることに気付かされた。それまであまり直視していなかったけど、今までの生き方が現れているバカさそのものだった。関西人である僕がバカと表現しているので、これは本当のバカ。バカ中のバカである。死にたい。今までの苦労はなんだったのか。気が抜け、なぜか笑いがこみ上げる。自然と顔がニヤつき、自分の周りに置かれた勉強道具全てがゴミに見えた。これを書いている現時刻は深夜2時前。試験用に取った休みをどう使うかはまだ未定である。