読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

星座占いが1位だった日の出来事

 僕は占いが好きだ。どんな結果であれ、とりあえず信じ、その通りにならなければ落ち込み、占いは所詮占いだと思ってしまうのだが、結果通りになればそれに驚き、占いを信じきってしまう。この繰り返しにより、占いから離れられなくなっている。 

 そうして僕を占いから離そうとしないものが、朝のテレビ番組でやっている星座占いである。仕事前にはそれを必ずチェックし、僕の星座であるさそり座が何位なのかどうかでその日の仕事がうまくいくかどうかを判断している。なので、さそり座が最下位だったならば今日の仕事の出来は絶対に悪いと思いこんでしまい、そのためなのか、なにかしらトラブルが発生したりすることもある。 

 果たして今日は何位なのだろうか。目を凝らしてじっと結果を見つめた。


 「1位 さそり座」


 完全勝利である。今日の仕事はとてつもなくスムーズに進行する。もうこの時点で僕は仕事をやりきった顔になっていた。家を出る数分前なのに。

 仕事前だというのにウキウキしながら職場へ向かい、いつもと同じような仕事がはじまり、いつもと同じように仕事をこなした―― 


 はずだった。


 結果は違っていた。僕自身の仕事をそれなりにこなせていたはずなのだが、ここにきて入社して1ヶ月ほどの新人さんがミスを連発しはじめたのである。これによって僕は責任を若干かぶる位置にいるため、なんとか軌道修正を手伝って無事に業務が行えるようにしなければならず、結果的に僕自身の仕事がおろそかになっていった。 

 そのことで特にミスが起きたわけでもないが、ペースが遅くなってしまったり頭がパニックになってアタフタして注意を受けるなど結構散々な目に遭う始末。勘弁してほしい・・・。 

 結局、今日の仕事を終えるまでほぼずっと新人の尻拭いをするハメになった。僕以外の人にも迷惑をかけてしまう事態にもなったし、現在の仕事をしていて初めてキレそうになった。こんな日は今日だけにしてほしい・・・。

 それにしても、これが本当に星座占い1位の結果なのだろうか。そう思いながら、仕事を終え、バイクに乗る。するとガソリンランプが点灯していた。こんな日に限ってガソリンを入れに行かないといけないとか・・・。疲れてるのにさっさと家に帰してくれないあたり、どう考えても今日の星座占いの最下位はさそり座じゃないだろうか。

 ガソリンスタンドでガソリンを補給し、家に帰ろうとしたとき、ふと、あるものに目がついた。今日の星座占いが1位だった理由が判明したのだ。やはり1位だったのだ。それは――



f:id:gomanii2:20130417123056j:plain

 

 「走行距離 777km/h」


 ス リ ー セ ブ ン で あ る 。


 
こんな・・・こんなしょうもないことが原因で1位なのか・・・orz

 

 占い師はこれを見て「どうだ!スリーセブンだぞ!喜べ!」と言っていたのかもしれないが、僕にとっては余計に落ち込ませる原因にしかならなかった。占い師的には占い通りの1位の結果なのかもしれないが、今日はさそり座が最下位だったと思う。