世にも奇妙なセックス

 僕は一応女性と付き合ったりしたことはあるんですけど、本番行為はおろか、接吻さえもしたことがありません。手をつないだのはフォークダンスの時くらいです。そんな男性失格な僕ですが、昨日、性欲が余りまくった結果見てしまった夢の内容をお伝えしようと思います。

 夢の中の僕は、いとこの家にいました。家族同士でリビングで挨拶をし合っていて居場所がなかったので、僕は仲の良い従兄弟の部屋に行きました。そこで何か漫画を読んで暇を潰そうと思っていました。階段を登っている最中に、後ろから従姉妹(年上)が後をつけてきました。お互いに暇なら同じ部屋で暇を潰せばいいやと思ってましたし、漫画以外にも雑談したりとかで暇をつぶせる選択肢ができたので喜んでおりました。ただ。従姉妹がキレイな人だと思っていましたが、好きとかそういうことはなかったですし、やましい気持ちは微塵もありませんでした。

  二人して従兄弟のベッドの上に寝転んで会話をしていました。僕は普通に寝転んでいたんですが、従姉妹は俺の上に寝転んできました。ベッドと従姉妹にサンドイッチ状態にされているような感じで、お互いの顔が見えるように仰向けになって会話をしていました。普通に楽しく雑談してたんですけど、ちんこが相手の下半身に当たるのでどうしても不可抗力で勃起してしまい、こりゃまずいと思ってサンドイッチ状態から抜け出そうと身体を動かしていると、ふと目の前に白い画面が現れ、そこにこう書いてありました。「生中出ししたい」と。

  たぶん恋愛シミュレーションのゲームとごっちゃごちゃになって白い画面が出てきたんだと思うんですが、夢の中の僕は素晴らしい判断力で、その「生中出ししたい」という文を従姉妹の声だと認識し、さすがにまずいと思って、「ダメだダメだ」と言いながら手でも×印を作って拒否しました。それでも従姉妹は僕の下半身の状態を指摘し、問い詰められ、まぁいいかと思い了承しました。でも僕の口の中が異常に唾まみれになっていたのでトイレに行くことにしました。てか「生中出し」ってなんだよって感じですね。中出しに生もクソもないですよね。

 で、まぁ、ここからプレイに入っていくことになり、トイレで口の中をキレイに洗い流し(なんで洗面所に行かなかったのか不思議でならない)、部屋に戻ると、すでに従姉妹は裸になっていました。僕もさっさと裸になろうとしたんですが、そういえばちんこはいったいどこにいったのかなと少しだけ探しました。普通はちんこが行方不明になることなんて無いんですけど、実際なくなったので夢の中の世界だとよくあるみたいです。少し探したところ、細い形状をしたハンドル型のドアノブのところにちんこが刺さっていました。見つかってよかった。ドアノブに刺さるってどうなってるのかと思いましたが、ちんこの皮の中がドアノブと同化してました。外だけちんこで、中はドアノブ。でも何ら不思議に感じませんでしたし、従姉妹も「ちんこ、ドアノブに刺さってるよ」と冷静に教えてくれました。

 無事にちんこを回収して、ベッドイン。その時に従姉妹の顔をじっくり見ました。夢を見てから15時間ほど経ちますが、あの顔は忘れません。麻美ゆまそっくりでした。従姉妹は麻美ゆま似でもなんでもないんですけど、麻美ゆまでした。そして、夢の中でその麻美ゆまと本番行為しました。うらやましいですか?うらやましいですか?それでは本番行為がどんな内容だったのか、うらやましい内容だったのか、これから書いていきたいと思います。

 まずは接吻です。互いに流れをある程度把握しながら、探り探りで進んでいきます。相手の唇は、なぜかところてんのような感じになっていて、ものすごく丸い唇でした。文字で表すなら、まさに◎です。色も透明で、しかもその唇は人間のように横に割れているのではなく、縦に割れていました。でもあまり不思議に感じずに濃厚な接吻をしました。口の中が白い唾液でいっぱいになったのをよく覚えています。

 次に愛撫です。したことがなかったのでどうやってするのかなあと思ってたんですが、教えてもらいながら進んでいきます。で、その相手のモノなんですが、なぜか取り外しができるらしいのです。これも僕のと同様に取れるんだなと思ったんですが、穴的なアレが取れるというよりも、従姉妹のモノがまさにちんこなんですよね。穴じゃないんです。ちんこなんです。しかもそのちんこ、なんと金属で出来ております。

 ものすごく太くて大きくて、単純に僕のちんこの2倍ぐらいの大きさなんじゃないかと思います。先は紫色で尿道があるべき部分が何故か尖っており、出るべきものも出ない構造でした。先以外のところはコンクリートのように白くて、形状はまさに四角柱そのものでした。そしてこれも縦に割れるようにできてました。縦に割れてどうするんだよ。持ち運びに便利なの?

 従姉妹に「これの先を触ったり舐めたりして」と言われたんですが、聞いてたのと違うなあとか、なんで金属で、しかも取り外しできていて、というよりこれは身体にもともとついてない別売りのものだろう、しかも取れてるんだからいじっても何も感じないだろう、とか色々思いながら渋々いじっていました。舐めたりはしませんでした。金属を舐めるのはさすがに……。

 ここから本番に入ります。僕のを相手の穴に入れます。さっきまでいじっていた金属ペニスの姿はそこにありませんでした。なんだったんだアレ…。いちおう、中に入れることはできたんですが、特に何も感じず、腰も振ってるのか振ってないのかわからないんですが事がどんどん進んでいきます。行為はほとんど無音で、相手の喘ぎ声も全く無く、淡々と進み、いざ射精!でも生中出しはいけない!ということで直前で抜こうとしました。でもここでちんこあるあるが発動します。ちんこが取れました。夢の中ではよくあることです。中に挟まったまま抜けません。しかもちんこはピクピクしていて、どうやら生中出ししてしまったようでした。

 ここで相手と僕と顔を少し見合わせ、少し気まずそうにしながらベッドから起き上がったその時、夢から覚めました。嬉しかったようで悲しかったようで、なんともいえない不思議なエロい夢でした。ちんこも萎えてましたが、取れてなかったのでよかったです。おそらく、これから麻美ゆまが他人と思えないようになり、しかもやましい気持ちも芽生えてしまうという妙な感覚がしばらく続くと思います。でもそういう感覚が好きなのでしばらくは麻美ゆまにお世話になりそうです。ごめんなさい、一条梨乃さん。